【保存版】腐葉土の効果は?堆肥との違いは?作り方・使い方を徹底解説!

農業資材

土の中に混ぜ込んで、利用される「腐葉土」。腐葉土は、農業をするときにはよく使われています。

で「腐葉土とは具体的に何のこと?」「腐葉土と堆肥はどう違うの?」「腐葉土をよく使うから自分で作ってみたい」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、腐葉土の意味と効果、そして簡単な作り方を紹介します。腐葉土を使って、栄養分がたくさんな健康的な土壌を作りましょう。

腐葉土とは何?

腐葉土とは、枯れ葉や樹木の枝が時間をかけて土状になったものです。木の下に落ち葉がたくさん積もって、土とまざって葉っぱなのか土なのかよく分からない状態になっているものがありますよね。このように葉が土状になったものが自然に作られた腐葉土です。

腐葉土は、様々な栄養素が含まれており、植物が育つために理想的な土だと言われています。また、少し混ぜ込むだけでも、土の改良剤としての役割を果たしてくれるんですよ。

自然界にある腐葉土は、土壌に生息するバクテリアや微生物たちが1〜2年ほどかけて作られています。一方、販売されている腐葉土は人工的に短期間で作ったものです。

腐葉土の効果

土の改良剤とも言われている腐葉土には、具体的には「土の中に栄養素を取り込む」「通気性・水はけをよくする」「保温効果」の3つの効果があります。

腐葉土は、葉や枝が完全に分解されたものではないので、土壌の中に混ざると微生物の栄養分となります。微生物によって分解されて、植物への栄養素へと変わるのです。栄養分があることで、土の中の微生物や虫たちも増え、さらに土壌が肥える相乗効果が期待できますよ。

また、葉の形が残っていることで、土との間に隙間ができます。隙間があることによって、空気や水の通り道になりますよ。そのため、通気性や水はけがよくなる効果があるんです。

腐葉土は通常土に混ぜて使いますが、土の表面に撒くと、風や雪を遮断できるので保温効果も期待できます。また、太陽光も遮断するので、雑草が生えなくなるメリットもありますよ。

腐葉土は、使い方次第で様々な効果が期待できるのです。

腐葉土と堆肥との違い

土壌に必要な栄養素を届ける堆肥。堆肥は、動物の糞や骨や、もみがら、樹木の皮などを使って作られています。堆肥は原料を完全に発酵させるため、堆肥として完成したときには原料の形が残っていないことがほとんど。サラサラした土のような形になっています。

一方腐葉土は、あえて完全に発酵させず、葉の形を残しているという違いがあるんです。

腐葉土とバーク堆肥との違い

腐葉土とよく間違えられる堆肥に「バーク堆肥」があります。バーク堆肥とは、樹木の皮を完全に発酵させて作られたものです。植物に栄養を与える以外にも、土壌をふわふわにしたり、水はけをよくする効果があります。

バーク堆肥は樹木の皮、腐葉土は落ち葉から作られるので、原料が違うんですね。

また、バーク堆肥は「バークチップ」とも似ているため混乱する方も多いのですが、バークチップは発酵はしていません。

似たものが多くて混乱するという方は、「原料」「発酵させているのか」をポイントにすると、違いが分かりやすいですよ。

腐葉土の効果的な使い方

「腐葉土はどのようにして使ったら良いの?」と疑問のあなた。腐葉土は、土壌の改良剤として使う方法と、土の表面を覆うマルチングとして使う場合の使う2つの方法があります。

土壌の改良剤として使う場合は、土を掘り起こし、掘り起こした土の量の3割程度を混ぜ込みます。混ぜ込んだ後は再度発酵するので、すぐに土の中に埋めるのではなく、1ヵ月ほど外に出したままにしておきましょう。

マルチングとして使う場合は、土の表面から3〜4cmほど厚みを持たせて土の上にかぶせて利用しましょう。

腐葉土の作り方

腐葉土の原料は、樹木の葉や枝のため、簡単に手に入れられます。発酵させることで、簡単に手作りできるんですよ。たくさん利用する場合は、自分で作ったほうがお得に利用できます。

では、早速作り方をチェックしていきましょう!

1.腐葉土にする枯れ葉を集める

まずは材料になる枯れ葉を集めます。基本的にはクヌギやケヤキなどの「広葉樹」の葉を使うのがおすすめです。

針葉樹はの葉は腐りにくく、発酵が進みにくいので腐葉土を作るときにはむかないので注意しましょう。何の木なのか種類が分からない人は、公園の案内板や木の説明がかかれてあるところを利用するのがおすすめです。

また、サクラ・スギ・イチョウ・松の木などはよく見る木のため、枯れ葉を集めやすいのですが、腐りにくく水分も多いためおすすめしません。

2.発酵させる場所をつくる

枯れ葉を集めたら、発酵をさせる場所を作ります。容器を使ってもいいですし、大量に作りたい場合は畑や庭に穴をほってスペースを作るのもおすすめです。

発酵させている間は、臭いが出やすいので、気になる人は密閉できる容器がおすすめ。コンポスト用の容器なら、臭いをしっかりと密閉してくれますよ。

また、雨に濡れていまうとだめなので、外で作る場合はビニールシートなど覆えるものを用意しておきましょう。

3.材料を混ぜ合わせて発酵させる

枯れ葉と発酵させるスペースを作ったら、材料を混ぜ合わせて発酵させていきましょう。

発酵させるには、微生物が必要です。木の下などをよく見ると、既に腐葉土になった葉っぱがありませんか?少し混ぜてあげると、自然界にいる微生物が発酵を促してくれますよ。

また、ミミズを入れても発酵の手助けをしてくれます。土の中にいるのをピックアップしてもいいですが、身近にいない場合はネットショップや釣具やさんなどでも購入できますよ。

米ぬかやピートモスなどを入れても発酵や熟成を手助けしてくれます。米ぬかを入れて作る場合は、枯れ葉と米ぬかを交互に入れて、層を作ると良いですよ。

4.週に1回混ぜながら水分量を調節する

発酵させる準備が整ったら、後は、蓋をして発酵が進むのを待ちます。そのまま放っておいても発酵は進むのですが、効率よく発酵させるためには管理が必要です。

最初は1週間に1回程度、その後は2週間に1回程度中の様子をチェックして、新鮮な空気を入れてあげましょう。

また、発酵をしているときには熱が出るので、水分がなくなってしまいます。湿り気がある方が発酵しやすいので、乾燥しているな、と感じたら水を入れて上げるのがおすすめです。

5.葉の形が崩れたら完成

発酵が進んだら腐葉土が完成します。完成したか見極めるには「葉の形」と「臭い」がポイントです。

葉の形が残っているようであれば、まだ完成しきっていません。葉の形が崩れてボロボロになっているようであればOK。また、腐ったような変な臭いがする場合は発酵途中。発酵が終わるといい匂いに変わります。

発酵が進んでいない腐葉土を混ぜても、十分な効果は得られないので、必ず発酵が終わるまで待ってから使うようにしてくださいね。

夏の暑い時期から作り始めると2ヶ月程度、冬の時期は発酵がすすみにくいので6ヵ月程度が目安です。住んでいる地域や、混ぜ込むものによっても変わるので、混ぜながら目で見て確認をしながら調節してくださいね。

腐葉土を上手に利用しよう

腐葉土は簡単な材料で作れますが、土壌への効果は大きい堆肥です。

自分で堆肥から作るのも、本格的に農業を楽しめるのでおすすめです。腐葉土をうまく活用して、土壌改良に役立ててくださいね。

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