「刈払機を使おうと思ったら、エンジンがかからない…」「刈払機を使っていたら、突然エンジンの調子が悪くなる… 」なんて症状に悩まされているあなた。
刈払機はメンテナンスを怠ると、エンジンがかからないトラブルが発生することも多いんです。そこで本記事では、刈払機のエンジンがかからなくなってしまう原因と、今すぐに試したい6つの対処法についても紹介します。
1つずつ原因を確認していきましょう。
刈払機のエンジンがかからない原因と対処法
刈払機のエンジンがかからなくなってしまうと焦って自己流でいじってしまう人もいるでしょう。ですが、変なところをいじってしまうと、後で修理に出しても直せなくなってしまう可能性も。
エンジンがかからなくなっている原因を冷静に確かめて、わからない部分は自分では触らずにしておくことがポイントです。
では、どのポイントをチェックする必要があるのでしょうか。さっそく1つづずつ原因を確認していきましょう。
1.燃料が切れている
刈払機のエンジンがかからない原因は「燃料がきれている」ことが考えられます。
「燃料が切れているなんて、初歩的なミスはないだろう」と意外と見落としがちなのですが、エンジンがかからなくて原因を調べていると実は、燃料が入っていなかった…なんてことも多いんですよ。
コンセントでチャージするタイプのものは、チャージしたときから時間が経っていると、放電してしまっていて電源が入らないこともあります。使う直前や前日に再度チャージすると、間違いありません。
また、ガスタイプやガソリンタイプのものは、一度チャージすると長期間使えるため、燃料が切れることを忘れがちです。オイルが入っていない状態でエンジンを回し続けてしまうと、オーバーヒートしてしまい、草刈り機が壊れてしまうことも。エンジンがかからないときは、まず燃料切れしていないかを疑うことがおすすめですよ。
2.燃料が古くなっている
刈払機のエンジンがかからない原因は「燃料が古くなっている」ことが考えられます。
特にガソリンタイプや、ガソリンとオイルの混合タイプのものは、燃料を入れっぱなしにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。どんなタイプの燃料も、長期間放置してしまうと、酸化して使えなくなってしまいます。
酸化したオイルは、食べ物でいうと腐ってしまった状態です。腐った食べ物を食べてもエネルギーが出ないように、草刈り機もエンジンをかけることができません。
「燃料を入れてから時間が経っている」と感じる場合は、古いガソリンやオイルは捨てて、新しいものを入れてあげましょう。くれぐれも、間違った種類のガソリンを入れてしまわないように注意してくださいね。
新しいものに入れ替えてもエンジンがかからない場合は、刈払機の内部に燃料が固着していたり、腐食していたりする可能性も。もしエンジンがスムーズにかからない場合は、一度掃除をして利用するようにしましょう。
3.燃料を間違っていて焼付きを起こしている
刈払機のエンジンがかからない原因は「燃料を間違って利用したことによる焼付き」ことが考えられます。刈払機を使うときに、間違ったタイプの燃料を入れてしまうと、故障の原因になってしまうのです。
刈払機は2サイクル・4サイクルなど種類があります。サイクルの違いによって、潤滑力が変わります。2サイクルの刈払機に4サイクルのガソリンを入れてしまうと、ピストンやシリンダーを守っている油膜が、摩擦熱によって壊れてしまったり、エンジンストールを起こしたりしてしまうのです。
一度エンジンが焼き付いてしまうと、自力では直すことは難しくなってしまいます。場合によっては部品の交換も必要になってしまうので、専門業者に確認してもらいましょう。
くれぐれも燃料はミスのないように注意してくださいね!
4.チョークを使っていない
刈払機のエンジンがかからない原因は「チョークを使っていない」ことが考えられます。エンジンが温まっている場合は使わなくても大丈夫ですが、冷えている場合はチョークの利用は必須。
刈払機は、チョークを使い燃料と空気の濃度を上げる必要があるのです。ゆっくり引くと圧縮圧力が高くならないので、エンジンがかかりません。特に古い刈払機だと、チョークをかけても反応が鈍い場合もあるので、勢いをつけて引いてくださいね。
刈払機が温まってきたら、チョークを元の位置に戻し、電源を切っておきましょう。
コツを掴むまでは、どれくらいの強さで引いたらいいのか分からない方も多く、「勢いをつけすぎるとロープが切れてしまわないかな?」と心配でゆっくり引いた結果エンジンがなかなかかからない…なんてことも。力を入れすぎると危険ですが、大切なのは力の強さではなく「勢い」です。
すぐにエンジンをかけれるようになれるよう、コツを掴んでみてくださいね。
5.燃料かぶりを起こしている・スパークプラグが汚れている
刈払機のエンジンがかからない原因は「燃料かぶりやスパークプラグの汚れ」が考えられます。
前項で説明した「チョーク」ですが、間違った使い方をしてしまうと故障の原因になってしまいます。チョークを利用するときには必ずチョークを開いた状態にして使うことが重要です。チョークを締めたままリコイルを引いてしまうと、スパークプラグの中で燃料が盛れてしまいます。
スパークプラグの中で燃料が盛れてしまうことを「燃料かぶり」と呼びます。燃料かぶりをしてしまうと、スパークプラグでスパーク(火花)が出ないため、エンジンがかかることはありません。
スパークプラグを確認して、燃料で濡れているのであれば、燃料かぶりを起こしているといえます。また、その他の理由でもスパークプラグが汚れているとスパークが出ないため、スパークプラグは汚れがない状態に掃除しておきましょう。
6.マフラーや吸気口が詰まっている
刈払機のエンジンがかからない原因は「マフラーや吸気口の詰まり」が考えられます。
長い間刈払機を使っていない場合は、野外に放置していた場合は、マフラーや吸気口にゴミが詰まっていることも。マフラーや吸気口に問題がある場合は、エンジンがかかったとしても、すぐに止まってしまいます。
メンテナンスを行っていなかった場合は、説明書を見ながら刈払機を掃除することから始めましょう。汚れを拭き取ったり、ブラシでゴミを払うだけでも変わります。
自分でするのは怖い、よく分からないという人は、専門業者に手入れやメンテナンスをお願いすることもおすすめですよ。
刈払機はこまめにメンテナンスをしよう
今回ご紹介した対処法を全て試してエンジンがかからない場合は、メーカーの修理に出すことがおすすめです。
最初に刈払機を使うときには説明書をよく確認して、間違った燃料を入れていないか、間違った使い方をしていないか注意しましょう。刈払機の種類が変わると燃料や使い方が変わるので、「今まで通り」に使うのは故障の原因になります。
また、刈払機のメンテナンスをこまめに行わないと、焼付きを起こしてしまったり、詰まってしまったりしてエンジンがかからない原因になってしまいます。
使い終わった後は、できるだけ燃料を抜いておく、汚れはこまめに取り除くなど、長く使えるようメンテナンスをこまめに行なってくださいね。
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