下町ロケットでも話題のロボットトラクター!クボタ・ヤンマー・イセキの特徴とメリット

農機具
Smart farm agriculture precision technology concept. Silhouette of farmer , automation robot arm machine , uav drone , tractor truck and rice field background. Flare light effect.

下町ロケット「ヤタガラス」に登場した、無人農業ロボットを知っていますか?

『下町ロケット』
TBS「『下町ロケット』」の番組情報ページです。

あらかじめ設定されたプログラムに沿って農作業を行ったり、障害物が出た場合は停止したり、ルートをトレースしたりなど、現在では想像できない、未来の農業に驚いた人も多いのではないでしょうか。

下町ロケットで使用されているロボットトラクターは、もはや遠い未来のものではありません。日本大手農機メーカー、クボタ・ヤンマー・イセキからすでに販売されているのです。

今回は、農業×AI、IoT領域で活躍する「ロボットトラクター」について解説します。

ロボットトラクターとは?利用する3つのメリット

まず「ロボットトラクター」とは、どんなものか想像できますか?ロボットトラクターとは、名前の通り「ロボット」と「トラクター」が合わさったもの。従来では、トラクターは人が乗って操縦していましたが、人ではなくロボットによって操縦されるのが「ロボットトラクター」です。

自動運転やAIの技術を使い、人が直接操縦しなくても、予め設定されたプログラムによって自動運転し、リモコンから操縦することも可能になったのです。

では、ロボットトラクターを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

農作業の自動化により少ない人数で多くの作業が可能

ロボットトラクターを使う1つ目のメリットは、「作業の効率化」です。ロボットトラクターによる自動運転によって、これまでよりも1.5〜2倍でのスピードで作業を進めることが可能になりました。人が操縦しなくても自動で作業をしてくれるので作業効率も上がり、少ない人数でも多くの作業ができ、生産性UP。

農業従事者の減少や高齢化の課題を解決するのは、若者の農業の参画だけでなく、ロボットトラクターかもしれませんね。

熟練の技がなくても正確な作業ができる

ロボットトラクターを使う2つ目のメリットは、「農業に新規参入しやすくなる」ことです。ロボットトラクターはAIの技術を搭載し、より正確な作業が行えるようになりました。

農業に新規参入したときには、機材の動かし方が難しかったり、一つ一つの判断に知識がいったりするもの。農業では、天候や気温・状況によって判断が異なるため、熟練者の技術は一筋縄では継承していけないことが問題でした。

また、「こうしたらいいと分かっていても、時間や技術の問題でできない」といった課題も。

ですが、AIによって細かな判断基準をつけたり、プログラム化することによって、初心者でも熟練の技術を活用できるように。ロボットトラクターを使うと、農業への新規参入の壁も低くなることがメリットです。

労力・体力がかかる仕事を任せられる

ロボットトラクターを使う3つ目のメリットは、「作業の負担軽減」です。これまで人が全て行っていた作業をロボットトラクターが行うことによって、労力や体力を節約できます。

暑さや寒さが厳しい中、農作業をしなくても、タブレットで管理をしたり、リモンコンで操作ができるようになったりすると、どれほどありがたいことか…。

農業従事者が高齢化している中、若い頃と同じように農業を行うことは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。寿命が伸び、100歳まで生きると言われている今。少しでも長く農業をするには、ロボットトラクターの手を借りるのも方法のひとつかもしれませんね。

大手三社からのロボットトラクターがついに登場

ロボットトラクターは、現在の農業業界の課題を解決できる画期的な農機だと分かりました。ロボットトラクターは未来の夢物語などではなく、すでに国内大手農機メーカー、クボタ・ヤンマー・井関から発売されています。

それぞれのメーカーから発売されているロボットトラクターにはどのような特徴があるのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう。

クボタ「アグリロボトラクタSL60A」

国内メーカーでいち早くロボットトラクターを販売したのは「クボタ」です。

https://www.jnouki.kubota.co.jp/product/tractor/agrirobo/

なんと2017年の6月1日に発売されています。無人での自動運転とオペレーターが操縦するトラクターの2台を協調制御方式を使い操縦します。リモコンから遠隔指示も可能で、省人化と効率化をいち早く実現したモデル。

RTK基地局付のタイプだと1100万円、基地局がつかないタイプだと970万円です。他のメーカーと比較してもお得な価格に設定されています。

ヤンマー「ロボット/オートトラクター」「密苗田植機 YR8Dオート仕様」

2018年10月1日から、ヤンマーも「ロボット/オートトラクター」の発売を開始。

密苗|YR5D・YR6D・YR7D・YR8D|田植機 - 田植機|製品・サービス|農業|ヤンマー
1株1株丁寧に、美しく植付ける植付性能、プロのためのパワーとスピードを兼ね備えたディーゼルエンジンを搭載。まさに熟練の植付けを実現する、ヤンマー田植機YR5D・YR6D・YR7D・YR8Dをご紹介します。

自動運転モードが搭載されており、直進モード・オートモードの2つから選べます。作業人数や内容に合わせて、直進のみを行うのか、ハンドル操作も自動で行うのか設定できますよ。

YTトラクターを所有している人は、オプションでオート使用・ロボット仕様にアップグレードできるもの。

ロボットトラクターYT5113Aのロボットトラクターは1200〜1550万円。オートトラクターは1000万〜1400万円程度。

また、2019年2月1日からは、自動運転技術を使ったSMARTPIROTシリーズの第二弾として、密苗田植機をリリース。自動直進と自動旋回機能があり、初心者でも熟練者並みの高精度な作業ができるとのこと。作業する領域や、経路、軌道の確認はタブレットから設定可能です。価格は400万円〜550万円程度。広大な敷地で田植えを行う作業を自動化できることを思えば、お手頃な価格であると言えるでしょう。

イセキ初のロボットトラクタ「TJV655R」

井関農機は、2018年12月12日に「ロボットトラクタ TJV655R」の発売を発表しました。

商品情報|トラクタ|ロボットトラクタ TVJ655RL[65PS]|井関農機株式会社

イセキ初のロボットトラクターは出力が65馬力。30アールから、1ヘクタールの圃場で利用することを想定しており、友人・無人トラックの2台同時作業をすることによって、作業効率が1.5倍になるとのこと。

基地局のカバー範囲が直径4kmと広範囲なことや、農林水産省による「ロボット農機の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」に準拠していることなどが発表されています。

今回はモニター販売として、1年間で10台の販売を目指すとのこと。タブレット・リモコンから操作可能なロボットトラクターのお値段は約1300万円。気になる人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

海外のロボットトラクター

ロボットトラクターは日本だけではなく、海外でも販売されています。

「Case」からは、海外の大規模な農場用に作成されたロボットトラクターが。シリコンバレーの「Bear Flag」からは、小型の自動運転トラクターが発売されています。

Autonomous Tractor – autonomous tractor, auto-steer, self-driving tractor, bear flag robotics, agtech startup

今後各国から発売されるであろう、ロボットトラクターが楽しみですね。

ロボットトラクターと未来の農業を

農業業界は、人手不足や技術の継承が難しいことなど多くの課題が存在します。ロボットトラクターを利用することによって、作業の効率化や熟練技術をAIによって一般的なものにすることが期待されています。

導入には費用がかかることから、まだ一般的には広く利用されてはいませんが、技術が発展するにつれて導入費用も下がり、取り入れやすくなるでしょう。ロボットトラクターのこれからに期待です。

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