脱サラ農業は後悔しない?脱サラ農業の注意点・向いている人とは?

地方移住・地方生活

「脱サラして田舎で農業をして暮らしたい」「農業分野で成功して、年収数千万円を目指したい!」と、脱サラ農業を検討しているあなた。

食への意識が高まり、農業が改めて注目されている今、セカンドライフとして農業を志す人も増えてきました。また、農業分野で改革を起こしたい、成功したいと野望を持って農業を始める人も。

SNSや本などで成功している人の活躍が目立つようになりましたが、その裏で失敗している人も数多くいることも事実です。

今回は脱サラ農業をした筆者が、脱サラ農業をして後悔しないのか、脱サラ農業の注意点や向いている人・向いていない人について解説します。

脱サラ農業は夢がある!?

書店で農業の本を取り扱っているコーナーに行くと、「農業で起業する!」「直販で年商1億円」「年収2000万円」など、魅力的な言葉が並んでいます。また、各自治体が就農を目的とした移住キャンペーンなどを行っていることから、「農業を始めてみようかな」と思う人も多いのではないでしょうか。

自然の中で農業を行ってのんびり暮らしたい。通勤や会社のストレスから開放されたい。自分のつくった野菜を「美味しい」と食べてもらうところを見たい。など、農業に夢をもっている人も多いですよね。

実際に、農業を初めて年収が上がった、理想のライフスタイルを手に入れられたなど成功している人も確かです。都会で暮らすことに疲れた人にとっては、夢のある職業・暮らしに見えることも多いでしょう。

給付金で国がバックアップしている

就農移住してもらうことを目的として、地方自治体では脱サラ農業をする人を給付金や、税金を優遇するなどのサポートしています。また国も、給付金を付与することで脱サラ農業をする人をバックアップ。

国や地方自治体からのサポートがあることも、脱サラ農業をしやすい雰囲気を作っていると言えるでしょう。サポートを充実させたり、実際に脱サラ農業をして地方に移住した人の話を聞ける場を作ったり、就農体験を増やしたりなど、脱サラ農業がより身近に感じられるようになってきました。

脱サラ農業での注意点

脱サラ農業は、夢があるように思え、国や自治体がバックアップしていることから「よし、脱サラ農業しよう!」と、勢いで始める人も少なくありません。ですが、実際に農業をして暮らしている筆者からすると、「少し夢を見すぎなのでは…?」「もう少し検討した方がいいのでは?」と思ってしまうこともしばしば。

実際に、脱サラ農業をして思ったように売上が伸びず、生活に苦しんでいる人たちがたくさんいるのも事実です。では、脱サラ農業をするときにどのようなことに注意したらいいのでしょうか。

土作りから販売先の開拓まで!1年目は収益なしのことも多い

脱サラ農業をする方法をする方法は2つあります。1つは、農業で起業、つまり自分で農園・農場を始めること。もう1つは、農場への就職です。

サラリーマンの場合、4月から働き始めると、4月分のお給料は翌月5月にはもらえることが多いでしょう。ですが、自分で農業を始めた場合、農業は4月に始めた場合、お金が入るのは来年の夏…なんてこともめずらしくないのです。1年で十分に収益化できたら、良い方。満足に暮らしていける給料が安定して得られるまでには数年かかることも珍しくありません。

もちろん、農場へ就職した場合は給料をすぐにもらえますが、1年間ずっと仕事があるとは限りません。収穫の時期や繁忙期だけ仕事があり、冬の時期や仕事がない時期は給料はゼロ…なんてことも。

自分で農業を始める場合は、まずは土作りから始めます。元々農地だったところの場合はすぐに作物を作り始めることもできますが、それでも数ヶ月は土のコンディションを良くするために時間が必要です。農地でなかった場所で農業を始めるのは、土作りに数年かかってしまうことも。もちろんこの間作物を作らないのであれば、収入はゼロ。

そして、土作りが終わっても、販売できるレベルの作物が作れるか・安定して収穫量を確保できるのかなど苦労は続きます。1年目はトラブルが続いてうまく作れなかったり、作物が実っても味がダメ…なんてことも。

農業は作物ができて初めてお金が入るため、作物ができるまではお金は得られません。1年目はとにかく働いたのに、収益がなかったなんてことも多いのです。

ランニングコストは始めに計算しておく

農業を始めるときにかかるコストは、土地代・種や苗・肥料・農業機器…と考える人も多いでしょう。農業は初期費用がかかることは一般的にも知られていますが、その後のランニングコストも忘れてはいけません。

害虫や鳥の対策、消耗した農機のメンテナンス、出荷するための梱包、配送費など、消して安くはない単位でランニングコストが発生します。

実際に自分が作りたい作物で農業をしている農家や、同じ程度の規模で農業をしている人に1年目、2年目にはどれくらいお金がかかったのか。その後のランニングコストはどれくらいかかっているのか、聞いてみることがおすすめです。

勢いで始めるのはNG!まずは研修をして現実を知ろう

農業体験をして「農業って楽しい!」と思い、農業を始めるのは危険です。収穫や田植えだけをして、農業を分かっている気で就農してしまうと、実際のギャップに苦しむでしょう。

楽しむための「体験」ではなく、インターンシップや研修をして、実際の農家の生活を体験することは必須です。繁忙期の農家は、夜が明ける前から、深夜まで収穫・出荷に追われます。少ない睡眠時間で、外での作業を1日中行うことは、かなりの重量道。1ヵ月程度行って、それでも農業をしていく覚悟があるのか、確かめてみるといいでしょう。

実際に起業をするとなると、その他の雑務も多数あることを覚えておきましょう。

脱サラ農業に向いている人

甘い考えで農業に挑戦し、辛い思いをする人を無くすために厳しい現実を説明してきました。

では、脱サラ農業で成功する人はどんな人なのでしょうか。最後に、脱サラ農業に向いている人を紹介します。

体力があるのは大前提

農業を始めるのに、体力があることは大前提です。

家庭菜園のようにのんびり、気が向くまま楽しく行えるほど、農業は甘くありません。仕事として行うなら、繁忙期は睡眠時間を削ってでも働く体力が必要になります。

行動力がある

新たに農業を始める場合には、今農業をしている人と同じことをやっていても勝ち目はありません。

そのため、誰も作っていない新しい品種に挑戦してみる、イベントを行ってみる、新しい販売経路を見つけるなど、独自の営業法が必要になります。

戦略的に挑戦できる行動力のある人が、農業でも成功できるのです。

コミュニケーション能力がある

「農業は一人でもくもくと作業するもの」と思ってませんか?実は、農業は農家や自治体、販売先とのつながりが重要なポイントになります。

そのため、コミュニケーション能力があることも大切です。相手の懐にとびこんでかわいがってもらえる力や、販売先との信頼関係を作っていくこと、お客様とのコミュニケーションも重要ですよ。

脱サラ農業は甘くないのでまずは研修から

脱サラ農業をすることは、自分の好きなことを自然の中で行える、健康的なライフスタイルを実現できるものだと思われがち。ですが、農業は厳しい側面も多いことが事実です。

今回伝えたいことは「脱サラ農業は厳しいからおすすめしない」ということではありません。厳しいからこそ、覚悟を持ってチャレンジする。自分が向いているのか見極めることが重要なのです。

農業の厳しい面も理解した上で、覚悟を決めて挑戦すると、農業で成功する確率はグッと上がるでしょう。夢を見すぎず、現実的に戦略を立ててみてくださいね。

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